本場結城紬
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◇すくも藍染2018

12月23日現在の藍甕

  • 一番藍甕  PH値 11,7完全に冬眠状態となっています。
  • 二番藍甕  PH値 11,7完全に冬眠状態となっています。
  • 三番藍甕  PH値 10,8染色可能な状態となっています。

約二か月余り過ぎ状況はだいぶ変わってきました。

それは今月14日の朝の事でした!いつもの通り藍の攪拌をしていたのですが、先の二つの藍甕は冬眠に入っており状態は変わっていなかったのですが、三番藍甕は違っていたのです。攪拌を始めるとなんと!泡が出て来るではありませんか?この時の気象条件は気温10度以下なので、なぜ?、染色の条件は普通、気温及び染浴30度くらいがベストなので真冬の今、どうしてなのかわかりませんでした。考えられるのはこの藍甕を建てたのが4月28日ごろで、それから今まで冬眠状態であったのですが、何かの加減で起きてしまったのです。とは言え、染色するにはやはり色の発色は少し弱いようなので状態を見て来年まで待ってみたいと思っています。その為、とても大事なのはPH管理、気を付けて見守っていこうと思っています。

発色は弱いようです!
手前二つは冬眠状態
元気そうです

11月4日現在の藍甕

  • 一番藍甕  PH値 11,5 だいぶ元気がなくなってきた。
  • 二番藍甕  PH値 11,5 少し元気がなくなってきた。
  • 三番藍甕  PH値 11,9相変わらず変化なし。 

先月より染め続けて9回、10回目の染色後PH値は二つの甕が共に10,2まで下がり消石灰を80g投入しました。その為PH値は11,5前後に定着しています。まだ少し染めたりないところではありますが、PH値が高いままですと手紬糸が痛みますので染めることはできません。それにもまして現在の気温が20度以下となってくると藍の働きが鈍くなります。ゆえに残念ながら藍甕を休眠させたいと思います。休眠と言っても攪拌は毎日欠かせません。またPH値管理がとても大変です。今まで年越しに成功したことがありませんが、今回頑張って挑戦していきたいです。

 今年の藍染を振り返りますと多くの事を学びました。
  1.  PH計に頼らないこと。
  2.  藍は簡単に死なない。
  3.  フスマはとても素晴らしい栄養素であること。

1のPH計はとても敏感で、繊細な器具でありますので使用にも注意が必要である。購入先の方に聞きますと出来ればもう一つ代わりの器具を用意してはとアドバイスを受けました。2つ目に藍建てがうまくいかないと苦労します。特に今回は二つの甕が2か月ほど発酵せず本当に生きているのか半信半疑でありました。幸い元気に発酵してくれたのでよかったですがあまりこんなことが起こらないよう次は慎重に作業したいです。最後にフスマ(大久保染色店さんより分けていただきました)はとても今回の染色に寄与してくれました。何回か染めて藍が弱ってきたとき、その都度藍を元気にしてくれたのでした。栄養素であるフスマは文献によるとあまり与えないほうがいいと書いてあったのですが今回は違ったようです。次回もフスマはおりを見て使いたいです。

現在の一番藍甕
現在の二番藍甕
左から紙を入れただけのもの 真中は一番藍甕の色 右は二番藍甕の色

10月15日現在の藍甕

  • 一番藍甕  PH値 10,8 少し色が出にくくなってきました。
  • 二番藍甕  PH値 11,1 一度、弱くなったが、また復活。
  • 三番藍甕  PH値 11,9アルカリ度は下がってきたが、かわらず。 

今回、思った以上に藍が元気になっていたので、あまり糸を染めていこうと思いました。

あまり糸はこれまで当工房で作ってきた反物で使用してきた横糸です。あまり糸を集めたものが相当貯まっておりますので、その糸をを再利用しようと考えました。あまり糸と言っても材料は最高級で品質は抜群です。この頃、当産地は糸が貴重な状況ですので、無駄遣いができないんです。

 染色は一番藍甕、二番藍甕と交互に染めていきました。と藍の状態を確かめ時間をかけて二度三度と染め分け、現在5,6回目当日は7,8回目の予定です。

糸はアルカリで痛みますので、5,6回染めた時点で、一度糸上げして10パーセント糊付けしてまた染め上げしていきます。

ただ、これから気候は寒くなってきますので藍の状態は弱くなっていくかもしれませんので前途は多難です。できるだけ染めていくつもりです。

※今回の染色は2週間分での間で染めていっています。

 

 

 

大事なあまり糸です
1,2回目の染色です。
染色後
3,4回目の染色開始
4回目の染色
終ったあとの藍の力
3,4回目の染色後
結構色が出でいます
5,6回目の染色です
5,6回目の染色後
7,8回目の染色、その前に糸を巻き替えました
7回目の染色後
8回目の染色中
7,8回目の染色後
だいぶ色が深くなってきました

9月30日現在の藍甕は

  • 一番藍甕  PH値 10,8 元気になってきました
  • 二番藍甕  PH値 10,8状態が落ち着いています
  • 三番藍甕  PH値 12,1状態変わらず

急に気温が下がり藍の活動も下がりがちと思っていましたが、10日前より一番藍甕が復活して少しうれしく思っています。原因は一番甕に投入した栄養分(糖質)がゆっくり分解され藍甕の状態が上がったからだと考えられます。

 そのあともったいないので昨日自分の本藍ショールを上から染め上げてみました。このショールは染色組合より頂いた高機で織られたものです。

9月22日現在の1番(復活)、2番藍甕
9月22日一番藍甕
9月30日現在の藍甕
PH値は最適の10,8
薄くなったショールを上掛け中
水洗しています。よく洗わないと色落ちします
染める前
染めた後

9月16日現在の藍甕の現状は

  • 1番藍甕  PH計 11,3  少し藍の力も落ちてきました!見た目も染浴の色も薄くなったようです。
  • 2番藍甕  PH計 10,9    まだまだ濃い色が出そうです。
  • 3番藍甕  PH計 12,1  発色するにはまだまだこれからPH値が下がり11,0当たりにならないとダメ!来年に向け毎朝攪拌して丁寧に発色を待ちます。

少し違うものを染めてみました!

グラデーションに染めてみました
元気な藍の時染めたもの
絹に鉛筆で印をつけ絞っていきました
元気な藍で手のひらも思いっきり染まりました
何回も染め進め5回ほど染めました
染め終わった染浴です
仕上がった絹の布です
手前から新しい順です
2番甕が一番元気です
1番甕は冬眠しそうです。でも死んでいません!

9月に入り暑さも続く毎日も彼岸が近づくにつれ朝晩は過ごしやすくなってきたように感じる今日この頃です。

藍染に関しては染色するにあたり適温は30度なので涼しくなるということは藍の終わり?ということなのです。

そんな訳で、糸を染め終わった今、いろんなものを染めて楽しんでいます。最初はTシャツを染めてみました。次にタオルを染めました。そして今回、染色組合の、知り合いの方よりいただいた絹の布(約1メートル×1メートル)を絞りにして染めてみました。

いろいろなものを染めるにあたり藍甕の状態もだいぶ変化してきました。どうしても染め進んでくると藍の濃度も少しづつ落ちてくるのも感じてきました。それでも、PH計を頼りにアルカリ度を管理してすくもの状態を維持しています。多分、染められるのもあと1ヵ月程度で、そのあと藍染めは温かくなる来年5月まで待たなければならなくなってしまいそうです。

今年2018年は激動の年となったようだ。

最初、4月28日より例年通り灰汁建て藍染を始めたのですが、よもやま話でも書きましたが,PH計の故障を知らず灰汁建てに大きな後れを取ってしまいました。

 幸い、3か月遅れでようやく発色の運びとなり藍の華が咲き始めました。

また、NHKWORLD(海外向け)の取材が入ると急いで藍の準備をしたのですが、間に合わず本藍の映像は無しとなってしまいました。

 その様なわけで、藍甕は三つになってしまいました。うち二つが発色し、残りの一つを丁寧に攪拌しながら発色を待ち望んでいます!

 紬糸の染色は大体終わり、これからは遊びにかかろうかと思っています。

 

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代表 岩田大蔵(いわた だいぞう)

 

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◇2021年は4月30日より本藍染を建て始めています。

徳島産すくもです。
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