本場結城紬
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本場結城紬とは

■結城紬の歴史



結城紬を歴史的に説明してみますと以下のとうりです。

 

結城地方は常陸国に属しておりませんが、常陸風土記(713年)の中に、「土地が広く、よく肥えており、若し一生懸命耕し、そして養蚕や糸を紡ぐことに励めば…」と記されており結城地方の古代人の生活も同じであったろうと推定されます。

 結城地方では古代から織物を作っており古語拾遺(807年)には(麻が好く生ずる所が総の国であり、穀木(ゆうのき)のよく育つ所が結城の郡(さと)である」と記されてあります。と言うわけで結城地方は織物のゆりかごの地であったわけです。

 結城紬を織るイザリ織機(地機)の原型は5世紀頃外国から伝わったようです。

そのあと、常陸あしぎぬとして定着し、やがて常陸紬の名が現れます。

 常陸紬が品質を高め商品として定着し、この技法は現在の結城市(下総国結城)に伝わりました。結城が経済の中心となり繁栄したのは鎌倉時代ですが、その第一歩は、結城朝光(1168~1254)です。

 最盛期は16世紀はの中頃からで、紬が結城家の献上品として使われ、結城紬の名称が定着してきました。文献では毛吹草(1638)に7産地10種類の紬が諸国の名産として上げられ、その中に結城紬の名称が出ております。

 初代結城朝光が結城に居城以来18代目秀康が福井県に移封される400年の間に結城地方が養蚕業とあわせ養種業(繭から糸を取る)が非常に盛んであり採取後の出がら繭の利用が今日の結城紬と非常に関係が深かったことを見逃すことはできません。

 紬と合わせて隆盛を見た養種業は五十里洪水(1723)によって桑園が全滅したためすっかり姿をけし,養種業は奥州へその拠点を移しました。現在福島県の保原町から原料の真綿を購入していますが、取引のルーツはこのようなことに起因するようです。

 

 結城紬は長い間縞柄の時代が続き卸商は縞屋と呼ばれるようになったのはこの為です

現在消費者間では織元と呼ばれています?

 

*ちなみに、当社のような生産者は、地元業界では機屋と呼ばれていますが、消費者間では織り子と呼ばれています。

  

 絣織の技術を導入しようとしたのは幕末です。明治に入り絣織のものが商品化し現在の結城紬の第一歩を踏み出しました。

 *重要無形文化財の指定 

 その後、戦前、戦後と結城紬のちじみ縮織りが全盛を極めました。一方、古い歴史を持つ平織は生産量が激減し、絶滅を憂うほどでしたが当時の関係者の努力により、昭和31年3月31日国の重要無形文化財の指定を受けました。麻の部で越後上布、木綿で久留米紬、絹で結城紬と3つの織物が指定されました。のちに芭蕉布、宮古上布が追認されています。

 

 *重要無形文化財結城紬の要件として(技法つまり技術が重要です) 

1. 使用する糸はすべて真綿より手紡ぎしたもののみとし、強撚糸を使用しないこと。

 

2. 模様を付ける場合はて手くりによること。

 

3. いざり機で織ること。

 

*本場結城紬技術保持会 

 昭和50年国の文化財保護法の一部改定により技術保持者が個人から団体指定に改められ本場結城紬技術保持会が設立された。

 この会の目的は、重要無形文化財結城紬の伝統的製造技術を保持しその技術の伝承と向上を図ることです。

 

 この技術保持会とは別に関係市町村と茨城・栃木両県の文化課及び両県の技術指導機関により、結城紬の技術保存と精神的、物質的援護を目的に財団法人重要無形文化財結城紬技術保存会(事務局結城市商工観光課)が昭和36年に設立されています。

 *本場結城紬が伝統的工芸品の認定を受ける 

 次に昭和49年9月伝統工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)を施行しました。

 伝統工芸品とは

1. 主として日常生活の用に供されるものであること。

 

2. その製造過程の主要部分が手工業的であること。

 

3. 伝統的な技術または技法により製造されたものであること。

 

4.伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものであること。

 

5.一定の地域において少なくない数の者がその製造を行いまたはその製造に従事しているものであること。

 結城紬は昭和52年3月伝産法の認定を受けました。

  

 それに伴い本場結城紬伝統工芸士会が設立されました。

 *伝統的工芸品の要件とは

1.手つむぎ糸使用(撚りのかかって無いもの)*国産に関わらない

 

2.手括り絣によること

 

3.地機で織ったもの(本場結城紬でも高機は入らない) 

  *結城紬は伝統的工芸品でありながら、伝産マークを付けておりません

 

 *ユネスコ無形文化遺産の登録

 平成22年11月16日伝統的工芸品結城紬はユネスコ無形文化遺産に認定されました。

 *ユネスコ無形文化遺産に認定された要件とは(技法、つまり技術が重要です)

 

1.手つむぎ糸を使用している

 

2.手括りでつくられたかすりである

 

3.地機で織ってある

  

 結城紬は重要無形文化財、伝統的工芸品そしてユネスコ無形文化財に認定されていますが、それだけ守ろうとしていますが  なぜ?

 

 想像以上のスピードで減っています。特に地機は

 

 

 

 

 

 

                       参考文献 結城紬   坂入  了著                    

                    茨城県本場結城紬 織物協同組合発行より引用

                                                                        

 

 

 

 

この結城紬は,とても珍しい糸で織られている織物です。

おそらく世界でもここ結城紬産地でしか使われていない珍しい糸です。

それは,繭の真綿から手で引き出した,やわらかな糸なのです。

ですから,非常に軽い織物が織られます。

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〒307-0021

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代表 岩田大蔵(いわた だいぞう)

 

電話 0296-35-0553

携帯 090-2756-5914

ファックス 0296-35-0553

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◇2021年は4月30日より本藍染を建て始めています。

徳島産すくもです。
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